【French Antique】ガーランドのグラス
¥8,000 tax in
1960年後には一掃された技術:アシッド・エッチングでお花のガーランドが美しくデザインされたグラスをご紹介♪
今では、フランス製のガラスは有名ですが、歴史をたどると、実はフランスのガラス産業は他国から遅れていたことをご存知でしょうか?
ガラス産業はチェコ西部を発祥としたボヘミアンガラスがヨーロッパを席巻していたため、フランスは他国からガラスを仕入れ、多額の関税を支払っていました。
「ガラス産業が今後の経済復興のカギになる」ということに着目したフランス東部のロレーヌ地方の統主が、ルイ15世に提案したことをきっかけに、1764年にルイ15世がロレーヌ地方にガラス工場を設立することを許可し、沢山の工場が建設します。
クリスタルガラスの製造、そして今回のグラスに施されたエッチングの技法は、整った環境と技術を要した職人が必要となので、由緒正しい工房でしかつくることができなかったと言われています。
今ではどの工房が作ったのか分からずに歴史に埋もれてしまっていますが、今回のお花が繋がったかわいらしいグラスのように、作品からフランスのガラス産業の歴史まで感じることができてしまいます。
ワインを飲みながら、そんな歴史に酔いしれてみるのもよいのではないでしょうか。
※価格は単品の価格となります。
在庫数:3客
Size :W5.8㎝ H13.5cm
容量:120ml(FULL)
制作年代:1900年頃
マークの有無 :無し
作品状態:良好
仕入れ先と時期:フランス 2022.4月